マルチループ矯正

※保険外治療になります。

抜かずに治せるマルチループ矯正治療

M-1.jpg現在一般的に行われている矯正方法では重なっている歯を並べるために、健康な真ん中の歯(小臼歯)を抜き、場所をつくって歯を並べることが多いと思います。しかし小臼歯には下顎を口を閉じるときに接触することで、下顎の動きを誘導し顎関節を守るという役割があります。歯が並ぶ場所がない原因が歯が前方に倒れていることに由来することが多いため、倒れている歯を起こすことで歯を並べる方法が考えだされました。それがマルチループです。

 

M-2.jpgまっすぐな装置と違い、一つ一つの歯に対し、ループがついており、たくさんの歯を一斉に起こすことが可能です。またループのついているぶん、ワイヤーの総全長を長くすることが出来、弱い力で持続的に作用します。さらにループの形の調整により、一つ一つの歯の高さを調整することができるため、それまで外科矯正でしか治せなかった開口(閉じたときに奥歯しかあたらず前歯が開いている状態)も外科をせずに治せるようになりました。費用として矯正前検査(レントゲン、顎機能検査、咬合器検査)が5万5千円税込、矯正装置88万円税込、3週ごと調整料5千5千円税込、リテイナー5万5千円税込です。

 

開咬を治すマルチループ矯正治療とは?

M-3.jpgマルチループとは、Dr.Young H、Kimが開発したワイヤーテクニックで、それまで外科矯正でしか治せなかった開咬(咬んだときに前歯が開いていること)を治すことができるテクニックです。
ループの調整により、ひとつひとつの歯の傾きと、高さをたくさんのループで一斉に調整することで前歯を閉じさせることができます。特徴として、ループの分だけ、ワイヤーの全長がながくなり、弱い力が持続的に働くこと、奥歯を起こして場所をつくるので、健康な小臼歯(真ん中の歯)を抜かなくても歯を並べることが可能です。また全体のかみ合わせの面の平面の傾きを後ろ上がりにすることで下顎の後退、後ろ下がりにすることで、下顎の前方移動を行うことができ、骨格の調整が行えます。
小臼歯を抜かないことは顎関節を守るために大切です。小臼歯の位置と形態は、顎関節が後方に押し込まれるのを防ぐ役割があるからです。上段の写真の下の歯についているワイヤーがマルチループです。ループに変形を与え、3週間に一度調整し、11ヶ月後が下段の写真です。リスクとしては、お手入れをしっかりしないとワイヤーが複雑な分よごれがたまりやすく、虫歯や歯周病になりやすいことが挙げられます。